支援プログラムのご紹介

Orangeでは支援において、個々の特性や状況に応じて5領域を全て含めた総合的な支援を提供しています。
(※5領域とは「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」の5領域になります。)

(各項目をクリックまたはタップすると、より詳しい内容が表示されます。)

目次

健康・生活  

・一人一人の子どもの健康状態を的確に把握するために、定期的な心身の把握に努めています

来所時には体温の測定、必要に応じて血圧の測定、表情の確認と聞き取りを行っております。

・健康状態の変化がないか家庭や学校と情報共有します。

ご家庭や学校での食事、睡眠、排せつ、社会活動などの変化の有無は、大変重要な情報です。綿密に連携し合って情報収集をいたします。例えば、てんかん発作がないはずのお子さまに発作があった際には、発作の記録(動画による記録、発作時間、発作時の状況など)を作成し、保護者様にお知らせして、医療機関の受診に役立てていただくなど、できる限りの情報提供をさせていただきます。

・ご家庭との連携を密にし、家庭環境や生活の実態を知り、必要な支援の提供が適切にできるよう努めています。

肉体的に健康か、疾病がないかだけの単純な指標ではなく、精神的、社会的に良好な状況になることが健康だと考えられます。精神的に辛い状況でも、孤立するような社会的状況でも、人は体調を崩してしまうことがあります。身体、精神、社会全てにおいて健康であることを目指します。

・通所や生活リズムの安定のために定時通所としています。

生活リズムが乱れやすい長期休暇や土日には、午前の部の定時通所も選択可能です。ご本人やご家庭の状況に合わせて、午前利用もしくは午後利用を選択していただけるよう対応させていただいております。

・障害特性に配慮し、時間や空間を本人に分かりやすく構造化しています。

構造化された空間、視覚的に理解しやすい予定提示を心掛けております。学習は学習の部屋、調理は調理の部屋など、活動によって部屋を分けています。
予定掲示というものは見通しがつきやすく、わかりやすいのですが、あらかじめ掲示されたこと以外の活動がしにくくなることがあるようです。特に自閉スペクトラム症の方々は、予定が見通しになると同時に、その予定に縛られてしまいやすいものです。
そのため、予定掲示をする際は必ず、予定変更や、予定がわからなくても安定ができる方法がないかを同時に探ります。(高学年になってから小旅行をする際に予定として作る「旅のしおり」には、意図的に予定表の一部に内容を書かず「おたのしみ」とだけ書いて様子を見てみるなど)

こう言うと、意図的に、強引に「脱構造化」をしているのでは?と言われることもありますが、そうではありません。
ご本人が”今”抱える困難を解消するためではなく、”将来”困らないための必要な取り組みとして、段階的にアプローチしています。
例をあげると、
1.不安の強い初期段階や、必要度の高いお子様に対しては、視覚的な構造化(絵カードや写真の活用)で予定を分かりやすく提示する。
2.次の段階では、同じスケジュールになれてきたら、予定変更時のみ掲示するようにステップアップする。
3.最終的には、口頭での予定確認のみで対応できるまで発展させていく。
段階的な支援をご本人の成長に合わせて、柔軟に対応していきます。

ご本人が社会に出られた際に、会社が毎日のスケジュールを絵や写真で提示してくださるとは限りません。
また、仕事というのは予定どおりにならないことが多いものです。
電車、バス、仕事内容、一緒に働く人など、多くの変更が予期せず訪れる中で、将来の選択肢を広げるためにも、早い時期から柔軟に予定変更を受け入れる練習(折り合いをつける練習ですね。)に取り組んでいます。

・専門的支援を実施しています

将来、ご本人がご本人らしく、日常生活や社会生活を営んでいけるよう、個別支援計画とは別に、それぞれのお子さまにあわせた専門的支援計画を立てて、支援を行っております。言語聴覚士、理学療法士、経験5年以上の専門的支援員が計画の策定にあたっております。

運動・感覚

・問題行動を軽減し、より安定した生活や活動を目的とする全身運動を行います。

歩行訓練や登山など、全身運動は脳を活性化させ、脳の思考や洞察力、記憶などに関わる領域が増えるなど、非常に多くの効果があることは良く知られております。これは定型発達の方のみならず、ADHDやASDなど発達障がいをお持ちの方々においても、正しい方法で歩行訓練を行うことで、多動を静め集中力を上げる効果があります。実際に療育施設や特別支援学校などで、効果的な方法として取り入れているところも数多くあると伺っております。

ただ歩くのではなく、歩行訓練の方法をしっかりと意識して行うことができれば、重度、軽度、強度行動障害など様々な障害や状態の方々の行動を整えるのに有効です。
座れなかった方も座りやすくなったり、問題行動が出にくくなったりすることがあります。

目的に合わせて運動プログラムの提供時間を変えます。

前述のとおり、運動は自己コントロールや自律(自立ではなく)の意味においても大切な活動もなります。
身体的に問題のないお子様には積極的に取り入れさせていただいております。
そのため、ご自宅での帰宅時の様子が心配な場合には、帰宅直前に運動を行うということも行っております。
いつも同じ場所を歩くのではなく、春季は桜、初夏は新緑の美しい森、景色の素晴らしい公園など、できるだけ楽しく心地よい季節の空気を感じられるような場所で訓練ができるよう努めております。

・姿勢と運動機能の向上に向けて取り組みます。(純粋な運動機能の障害の場合)

純粋な運動機能の障害の場合もございますし、障害特性により座位の維持が困難な場合もございます。
運動機能の障害の場合は理学療法士と連携し、歩行台や立位用の台、必要な補助用具などを活用して筋力を鍛え、座位、立位、その後座位から姿勢を変えることができるよう導いていきます。バランスボールでの姿勢保持や歩行練習、踏み台、階段昇降の機能訓練なども行っております。加えて、関節の拘縮や変形の予防、筋力の維持、強化にも取り組んでおります。

・姿勢と運動機能の向上に向けて取り組みます。(障害特性の場合)

多動性や衝動性から座れない、立っていられないお子様に関しては、座位や立位の維持ができるよう取り組んでまいります。
座っていることの楽さ、無駄な力を抜き体を休められることの重要性を感じ取っていただくことが大切です。
多動性が強いか、衝動性が強いかによって取り組み方を変更しております。

多動性が強い場合は保有する視覚、聴覚などの感覚を十分に活用し、課題などを通して、課題中のまとまった時間、座位の維持ができるよう導いていくことから始めます。

衝動性が強く、なんらかの刺激で飛び出してしまう場合は、視覚的・聴覚的刺激をできるだけ減らし、衝動性が出づらくなり、まとまった時間座ることができるよう取り組んでおります。

いずれも利用者様の身体機能や体格に合わせた椅子の調整、目標時間を視覚的に理解できるタイムタイマーの活用など、環境設定を行います。
このように、利用者様の発達年齢や特性、課題に合わせて、積極的に運動療育や感覚統合などを行っております。

認知・行動

・基礎概念の獲得の取り組みを行っています。

モンテッソーリ教具やトモニ療育センターの教材などを使用し、課題学習を行っております。これらの教材は、視覚的・感覚的に分かりやすく、学習した内容をすぐに生活に活かせるものを選定の基準にしております。
また、体の動きが不自由さのある児童の方には、その児童の身体機能に合わせた教材を取り入れています。

例えば時間の概念では?

時計やタイマーを読むことができない児童の為に視覚的に時間を捉えられるよう、タイムタイマーなどを活用しております。

数概念(量、順列)では?


数字盤をつかって…
1から100までの数称と数字、数の順列の関係を視覚的に理解できるようにしています。

数字と赤い玉をつかって…
1から10までの量と数詞と数字の関係の理解の完成。数字に序列があることを知ることができるようにします。奇数・偶数の概念を視覚的・感覚的に理解できるようにしています

大小長短などの比較では?


例えば10cmの蟻は大きいですが、10cmの人は小さい。当たり前のことですが、発達障がいのある方には非常に理解が難しい概念だと感じます。同じ10㎝でも、ものによって基準が変わってしまうため、同じもののなかで”比較”する力を育てることが必要になります。

その比較のために、Orangeでは円柱さしなどを使います。材質も色も同じですが、太さの違う2次元的(面積)に大きさの違う円柱とそこに高さの加わった3次元の円柱さし(体積)を使い分けます。はじめは2次元の2つの円柱の比較から初めて、3次元の円柱を小さい順、大きい順番に並べられるようにするなど、ものの大きさを見分ける力がつくようにとりくんでいきます。
10cmずつ長さの変わる算数棒など、児童の理解や見え方の特性によって教具も変えていきます。

言葉ではなかなか伝えきれない大小や長短ですが、教材があればとてもわかりやすくお伝えすることができます。
その他にも色(色板を使って)、
形(型はめや幾何学立体を使って)、
空間認識(折り紙や製作課題、活動のなかで)
など、ここでは書ききれませんが、さまざまな概念を特性の強みを活かして視覚的、感覚的にわかりやすく理解できるようにしています。

・感覚過敏へのとりくみを行っています

感覚過敏の方の苦しみは、想像を絶するもので、激しい苦痛を伴います。
そのため現在では様々な合理的配慮の道具(イヤーマフなど)をつけておられる方を見るようになりました。
しかしながら、そうした苦手な感覚刺激から常に遠ざけ続けますと、多くの場合、感覚過敏は悪化し、日々の生活を送りづらくなる可能性があります。
やっかいなことに、感覚過敏は医療的に明確な診断名のある疾患ではなく、治療薬もないのが現状です。
感覚過敏が原因で、二次障害や強度行動障害に至ることもしばしばあり、感覚過敏にいかに向き合い、折り合いをつけていくかは、ご家庭のみならず、放課後等デイサービスや学校等の対応が非常に重要であると考えられます。
成人期になってからの取り組みでは遅すぎます。成人期では簡単な訓練では改善しづらく、またその訓練自体が非常に苦痛を伴うものとなってしまうからです。しかし、児童期は違います。まだ十分に変わる余地のある時期です。人生のどれだけ早い段階で、ご本人に無理のない方法で、少しずつ刺激に慣れ、感覚過敏とうまく付き合えるようにしていくかという視点が大切になってくるとOrangeは考えています。

過敏に対する訓練の例として(下記はあくまで例です。ご本人に合った無理のない範囲、方法を探して行います)
聴覚過敏…
録音した音のボリュームを1つずつあげていき、気にしないで済む範囲を増やす。

視覚過敏…
サングラスや偏光グラスの度を薄めていく。
ディスプレイの照度を暗いものから上げていく。

触覚過敏…
まずは帽子など小物の着用を素材から検討して練習してみる。
服やインナーの素材を少しずつ変えてみる。人から触れられるのが苦手な方には、予告してから触れる練習をする。(予告なく触られる場合が一番辛いようです)
厚着にして触れられた感覚を鈍らせ、少しずつ慣らしていく。

嗅覚過敏…
はじめは厚手のマスクを着用してもらって、匂いをできるだけカットしたり、マスクの臭いも嫌な方はハンカチに、落ち着ける匂いをつけて持っておいてもらったり、マスクの中にガーゼを入れたりして、マスクを少しずつ薄くしていったり。少しずつ、少しずつ。慣れていってもらいます。

目指すのは、感覚過敏を弱め、感覚刺激を防ぐ道具を常に身につけ続け離せない状況にならないこと。あくまで緊急時にだけ使用できるようお守り代わりにもって、使い分けができるようにすることで、安心して社会参加できるようにすることです。

・認知の偏りへの対応に取り組みます

能力の高いお子様の場合、相手に悪意のない些細な出来事や言葉でも、受け取り方の歪みにより非常に辛い思いをしてしまうことが多々あります。誰もが日々の体調や気分によって言葉の受け止め方が変わりますが、お子様の特性や経験によっては過敏になってしまっていることがございます

「ポジティブに考えよう」などと言葉でいうことは簡単ですが、多くの場合、考えを整理し、解決へと導き次に活かしていってもらう必要があります。
どんな子でもご本人が主観的に感じたことと、客観的事実はずれていることが多いものです。
お話の事実確認はもちろん必要ですし、その辛い心情を受け止めることが第一歩です。
その後、少し異なる視点で、ご本人と一緒にわかりやすくその出来事を考えてみます。
絵や図を使ったり、お話でイメージがわかる場合は話をしながら事実関係を整理していきます。
その後、解決策を一緒に考え実行していきます。

例えば、何かを「失敗」されたとしましょう。その失敗を「結果」として捉えてしまう方は非常に多いです。特に認知に障がいのある方々は、自分の全てが否定されてしまい、全てが終わったかのように打ちひしがれてしまうような、非常に辛い気持ちになられがちです。
 しかしながら、失敗をゴールではなく「過程のひとつ」だと考えられたら、いかがでしょうか。その失敗も成功に向けての段階のひとつとして、再評価し、改善し成功に向かい努力し続けることができます。今回はここまでできた。次はどのように進めていくかを考えることができるのです。考え方ひとつで、困難な壁にぶつかった時の行動は大きく変わります。ものごとの捉え方によって、建設的に、前向きに人生を送っていくことができるのではないでしょうか。

・行動障害への予防及び対応に力を入れています。

強度行動障害の行動は生まれつきのものではなく、子どもにある特性と周囲の環境や関わりとのミスマッチが大きいことによって現れるとされています。

強度行動障害になりやすい児童の行動や思考の傾向には、いくつかのパターンがございます。そのパターンに該当する予兆のある場合は、できるだけ早期に、専門的支援による集中的な行動の修正に取り組むと同時に、関係機関を集めて会議を開き、情報共有や役割分担をお願いします。
必ず最初に関係機関全員の目標を一致させた上で取り組みを行います。
児童によっては、こだわりの介入を積極的に行うことも、毅然とした対応をすることも、包み込むような温かい対応をすることも、環境設定や問題行動の起きるパターンを崩すこともあります。

強度行動障がいに対する福祉と医療の連携は必須ですが、強度行動障害は状態像を示す言葉であり、診断名ではありません。有効な治療薬はなく対処療法になります。そのため薬だけで問題行動が改善することはございません。医療と連携すると薬の効果で少しだけ行動がやわらぎ、支援の手を入れやすくなります。薬が効いているうちに、どのような取り組みをするか、またご本人様とどのような関係性を築くかが非常に重要となります。ただし、例外としまして、強度行動障がいのごく一部のパターンの方には、薬そのものが非常に効果的な場合もございます。その際は、保護者様にもお伝えし、服薬についても検討していただきます。

このように、行動障害が現れた後のみならず、事前から支援や対応方法を検討し、実行に移し予防にも努めております。
そして、行動障害の現れ方や種類に応じて、支援や対応方法を大きく変えています。

言語・コミュニケーション

・言語の受容及び表出に取り組みます。

理解できている言語と表出言語を増やすための支援を行います。
単なる言葉の表面的理解だけでなく、相手の冗談や言葉の意図などを理解できるよう、会話のキャッチボールを密接に行います。音声言語のみならず、発声が困難なお子様には、カードやvocaなどを使用して自身の考えを表出し、相手に誤解なく伝えられるよう支援させていただきます。

・コミュニケーションの基礎的能力を向上させます。

まずは共同注意ができるようにします。指差しや目線など、他者が注意をしていることを理解できるようにし、その対象に対する他者の態度を共有できるようにします。

・相手に意思を伝える手段を増やしていきます。

指差し、身振り、サイン等を用いて、環境の理解と意思の伝達ができるよう支援します。
コミュニケーションがうまくとれない方には、「できました」「手伝ってください」「わかりません」の3種類の言葉を伝えていただくことから始めます。この3種類の言葉が使えれば、学校や日常生活のみならず、作業所に行かれた際の報告や援助要請も容易になります。
自らの意思を伝えられることは、二次障害や強度行動障害の予防にも役立つと考えます。

・必要ならば機器の活用ができるようにします。

音声や身振りによるコミュニケーションはもちろん、ひらがな、カタカナ、漢字などの文字でのコミュニケーション・ピクトグラムや記号などによるコミュニケーション、PECSカードを使ったコミュニケーションなど、ご本人に最適なコミュニケーションの手段を選択し、活用することで、環境の理解と意思の伝達が円滑に行えるよう支援してまいります。いかに誤解がなく、どのような相手にも確実に伝えられるかという観点を持ちつつ、意思の表現方法を練習しています。

人間関係・社会性・アタッチメント形成

・他者との関わり(人間関係)の形成をします

発達に遅れがあり愛着行動の形成がうまくできていないお子さまには、まず担当と二者関係の形成から取り組んでいきます。 支援の中で、できるようになったことを増やし、認められたり、受け止めてもらえれば、その経験から担当職員といれば安心できるという関係性を作ることができます。それが対人関係の軸として機能するようになります。
担当職員を軸にして他者や職員との関係を意識して学んでいただきます。
もちろん、ご本人だけではなく保護者さまとも親密な関係を築けるよう努力いたします。不思議なもので、たとえどんな有効な支援でも、保護者様と支援者、教師の関係性が悪ければ、お子さまの状態は絶対に良くなりません。

生きる力を育てます。

模倣する力は生きる力だと言われます。人は多くのことを親や周りの模倣から学んでいきます。しかし、児童の中には模倣をする力が弱い子もおられます。そうした子供たちに対して、療育を通じて人の動きをよく観察し、意識して模倣できるよう取り組んでいきます。

・仲間づくりと集団への参加を促します

小集団での療育を行います。特性や相性なども考慮し、安心して過ごせる小集団を作り、そのグループでの活動を通じて社会性の発達を支援していきます。

・一人遊びから協同遊びへの支援をします

一人遊びから発展しにくい子は多いです。一人遊びを並行遊びに発展できるよう促して時には大人が介入して遊びに誘ってみながら、最終的にはルールを守って遊ぶ室内外での協同遊びができるようにします。ルールを守れるようになるのは規則や規律を守るための第一歩です。
遊び以外にも係などの役割分担、責任をもち行う活動などを通して徐々に社会性の獲得できるようにし、発達を支援していきます。

・自己の理解とコントロールのための支援をします

自己コントロールする力を身に着けるというのは、支援においてひとつの目標になると思います。自立をするためには「自律」つまり自分を理解し律することができることが不可欠だからです。
自分の体を自分の思いどおりにコントロールしてもらうためには、課題の難易度(難しすぎず、簡単すぎない)や意識の向けさせ方、思わず反応してしまう言葉を使うなど応答的なかかわりを通して、自分だけの世界に没入してしまわないようにしています。
言葉の理解できるお子様であれば、ご自身の特性と行動の特徴を理解していただき、事前の声掛けや、反応が鈍くなった際の注意喚起、それを切り替える練習をすることで、自ら衝動性の調整ができるよう支援していきます。

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・自尊心を高めたり・認められるようにします

能力が高く、つまずきを感じた子供たちの中には、自尊心が低下してしまうことも多いようです。「どうせ自分なんて……。みんながわたしのことなど嫌っていると思うから……。わたしはみんなと同じことができないから……」など、自身を卑下し、自信を失ってしまっているケースが多く見られます。

トークンや日記、ふりかえりなどを通じて、今日出来たこと、自信をもって話せることなどを表現させたり、課題のなかでできなかったことができるようになったことを自覚させます。相対評価だけではなく絶対評価の視点も取り入れられるようにして、自分はここまでできるようになったという、自分の頑張りを理解してもらうようにします。

・実体験からの学びを大切にします。

体験記憶に優れているお子様は多いです。成功なら成功体験を、失敗なら失敗した体験を積み重ねていかれます。
失敗が続きますと非常につらく、自尊心が傷つき、積極性や意欲も失われてしまうことがございます。
Orangeでは、施設内で単に安定していればいいということではなく、その安定を活動に還元していくことを心がけております。その活動の一環として、外出や地域イベントへの参加も行っております。
可能な限り、お子様の興味・関心のある場所へ外出し、そこでの成功体験を積めるよう努めております。
実際に活動をしてみると、新たな課題も見えてまいります。
その課題に取り組み、乗り越えながら、次の活動にチャレンジしていくことにしております。
また、将来に向けて、公共交通機関の使用練習や、農業体験、作業訓練、調理や買物の練習など、日常生活に関する様々な体験の機会も設けております。これらの体験を通じて、意欲的かつ前向きに社会参加できるよう、多様な成功体験の積み上げに取り組んでおります。

上記はほんの一部であり、これ以外にも、たくさんの支援プログラムを行っています。お子さまの能力や特性は様々であり、有効な支援も一人ひとり違います。

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